ビジネスシーンのジュエリーは、相手の信頼を得るためのツールです。しかし、ジュエリーを身につけている人自身にも、視覚だけでなく、触覚・感情・記憶に働きかける効果を持っています。肌に直接つけるものは「自分の一部」のように感じられることがあるように、肌に直接つけるジュエリーも単なる装飾品ではなく自分の一部のように感じることがあります。
このコラムでは、肌に直接つけるジュエリーならではの、身につけている人自身への効果を考えます。
ビジネスシーンでジュエリーを身につける最も大きな目的は、「自分はこのような人物である」と視覚的に表現し、相手の信頼を勝ち取ることにあります。視覚的効果は自分自身にも及びますが、この効果は触覚があることでさらに強化されます。
触覚は視覚・嗅覚などと異なり、パーソナルな感覚(自分ごと)として気持ちに作用するといわれています。ジュエリーはサイズが小さいので、肌と直接触れることで単なる装飾品から「自分自身の一部」へと認識が変わります。ジュエリーが表現する人物像と自分が重なって自己肯定感が高まり、より自信を持って行動できるようになることで、相手からの信頼もさらに増すという好循環が生まれやすくなるでしょう。
ジュエリーが肌に触れることで得られるもう一つの大きな効果は、満足感です。貴金属や宝石の冷たさ、温かさ、滑らかさといった質感を肌に直接感じる時、喜びを感じることがあるでしょう。肌に触れる感覚が心地よければ、ジュエリーをつけること自体が、気分を高めることになります。
また、大切な人から贈られたジュエリーや特別な瞬間(何かの記念など)に購入したジュエリーは、それを見たり肌に感じたりすると、その記憶やその時の感情が呼び起こされ、安心感が増して積極的な気持ちになることがあります。思いのこもったジュエリーを身につけることで、その思いが自分に作用し、困難な状況でも落ち着いて自分の力を引き出すことができるのです。
さらには、指輪を指でなぞる、ペンダントを握るなどの行為は、ストレスや不安を感じたときに「今ここ」に意識を戻す助けになります。心理学でいう「グラウンディング(地に足をつける)」の一種です。顧客の目に入ると不安だと分かってしまいますので、大事なシーンの前に顧客の目に入らない場所で活用してみてはいかがでしょうか。
肌の上につけるジュエリーは、視覚・触覚・感情・記憶のすべてに働きかける、非常に多面的な存在です。ジュエリーは、単に見た目の美しさにとどまらず、自己認識や自信、感情の安定、精神的な成長に深く関わる力を持っています。外見を飾るだけでなく内面を整える力も持ったジュエリーを、ビジネスシーンでもぜひお役立てください。
Another You は、ビジネスシーンにふさわしいジュエリーを製作・販売しております。また、日本ジュエリー協会認定ジュエリーコーディネーター在籍店であり、様々な業界のお客様とのビジネス経験がございます。確かな知識と豊富なビジネス経験にもとづいて製作・販売している Another You のジュエリーを是非ご覧ください。 Another You の「特長・サービス」を見る
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