価値観の多様化・変化に伴って、ビジネスシーンで女性がジュエリーを着用してもよいのか、どのようなジュエリーがふさわしいかの判断が難しくなってきました。絶対的な価値基準がなくなったため、業界・自社の社風・顧客企業の社風・相手に自分をどう見せたいかなどを考慮して、自分で考える必要があるからです。営業職の女性がピアスを着けるか否か、着けるとしたらどのようなデザインか、はその最たる問題かもしれません。
かつては、営業職の女性がピアスを着用することは基本的にNGで新規顧客には絶対NG、と言われていました。ピアス=不良というイメージがあった時代では、営業やビジネスシーンに限らずどのような場合でもピアスを着用することが悪いイメージにつながりやすかったでしょう。しかし時代が変わり今は、片耳たぶに1つずつ合計2つのピアスならば、それほどの悪いイメージはない人が多数でしょう(ピアスホールを拡張し、大きな穴にしている場合や、派手で目立つピアスは除く)。もちろん、現在でもピアスに悪いイメージを持つ人はいらっしゃいますし、年齢が上がるほど、そのような人の割合も高くなる傾向があります。
営業職の女性がつけているピアスの印象は、状況(業界・自社の社風・顧客企業の社風・相手に自分をどう見せたいかなど)によって異なります。付き合いのある顧客であれば、状況が分かっているため判断に迷うことが少ないでしょう。一方で、新規開拓したい企業の訪問では、リスクはとりたくないのでピアスをつけない方が安全と考えるかもしれません。しかし、急速に社会が変化しているため、以前の常識に従うことが安全とは限りません。
かつては、何度も足を運び信頼関係を構築して契約につなげるといった営業スタイルが主流でしたので、最初は無難にというアプローチだったのでしょう。しかし、今はスピード・タイパが重視され、1回目でNGと判断されれば次のチャンスはないというケースも少なくありません。しかも、第一印象は最初の数秒で決まり、一度決まった印象を変えるのは難しいと言われています。そして、第一印象は見た目(視覚情報)が55%の割合で影響するとされています(メラビアンの法則)。
ピアスを着けている女性と着けていない女性を見比べた時、どちらが上のポジションだと思うでしょうか。おそらくピアスを着けている女性の方でしょう(ピアスがシーンにふさわしいデザインであるとの前提付きですが)。ピアスが格と自信を感じさせるからです。女性が責任あるポジションで自信を持って行動している企業だとの印象によって、一緒に仕事をしてみたいと選んで頂けるかもしれません。もちろん、相手によっては受け入れられない可能性もありますが、初めての訪問先にはピアスを外すなどと最初から決めつけるのは機会損失のリスクがあるのです。
スピード・タイパが重視される現代は、印象マネージメントの重要性がかつてないほど大きくなってきています。一方で、〇〇だから××という全てに適応できる方程式が成り立たなくなってもいます。どのような印象がそのシーンにふさわしいかシーン毎に考える手間が増えますが、手間をかける価値は十分あります。ビジネスシーンの印象マネージメントのツールとして、ぜひピアスを含むジュエリーを加えてみてください。
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