貴金属価格の高騰により、貴金属を使用しているジュエリーの価格も高騰し、宝石を使用していない一般的なK18製のジュエリーが10万円を超えることも珍しくはなくなりました。小さなジュエリーにそれだけの投資をする価値はあるのでしょうか。
このコラムでは、いくつかあるビジネスファッションのアイテムの中で、ジュエリーに投資する価値はあるのか考えてみたいと思います。
ビジネスにおけるファッションとは、顧客の信頼を得るためのツールです。そのため、スーツ・鞄・靴などのビジネスファッションのアイテムは、一部の業界を除き相手の信頼を損ないかねない個性の強いデザインや素材は避け、オーソドックスだが質の良さが感じされるようなデザインと素材を選ぶことがセオリーになります。
しかし、最近の素材や技術の進歩によって、素材・デザインの質や縫製などの技術の差が分かりにくくなっています。既製服でもスマートなものが増えましたし、セミオーダー服も手頃な価格のものが増えています。スーツだけでなく鞄や靴も、かつてほど差がつきにくくなっています。
ジュエリーは、そこから一歩先に進んで、相手の記憶に残り、ビジネスで選ばれるためのアイテムです。ジュエリーにはスーツのような型がありませんので、どのようなジュエリーを選ぶかによって相手に与える印象を変えることができます。ジュエリーは小さいので、スーツ・鞄・靴で作りこんだイメージ(信頼感)を壊すことはありません。
ただ、ジュエリーはやはり高価です。2024年の金価格平均(円/g)は、2000年の10倍以上、2019年の2倍以上と急激に上昇しているため、現在はK10がかつてのK18の値段に迫り追い抜くような勢いです。
ビジネスシーンに高価すぎるジュエリーは、「見せびらかしている」「自己顕示欲が強い」というマイナスの印象を与えかねません。かつて主流だったK18に拘ることなく、K10のジュエリーを選択することも合理的な判断です。なお、K18とK10は色合いが微妙に異なります(ロジウムめっきをかけたホワイトゴールドを除く)。
一方で、ジュエリーの価格を抑えるために、金の使用量を減らした華奢なジュエリーを選ぶことはおすすめいたしません。華奢なジュエリーは、頼りなさを連想させるからです。
ジュエリーは、料理で言えばスパイスです。スパイスが何気ない一皿に深みや個性を加えるように、ジュエリーも、オーソドックスなスーツ姿に、あなたならではの印象を加えます。ジュエリーにも投資して、ビジネスチャンスをつかみませんか。
Another You は、ビジネスシーンにふさわしいジュエリーを製作・販売しております。また、日本ジュエリー協会認定ジュエリーコーディネーター在籍店であり、様々な業界のお客様とのビジネス経験がございます。確かな知識と豊富なビジネス経験にもとづいて製作・販売している Another You のジュエリーを是非ご覧ください。 Another You の「特長・サービス」を見る
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